英検2級が一番効果がある理由
理由はTOEICの場合は、できる人とできない人とが同じ試験を受けています。
そうすると、できる方は良いのですが、できない方は、何で(自分の回答が)合っていて何で点数が取れているかというのが結構あるからです。
英検の場合だと、5級で大体中学1年生レベル、4級で中学2年生レベルという様に級ごとにレベルが分かれているので勉強がしやすいというのと、自分がどこまで理解できているのかというのが分かるので、お勧めしております。
もう1つは、準1級や1級になってくると日常会話で使うような単語があまり出てこなくなるのですが、2級だと日常会話で使う単語や表現が結構出てくるので、そのような意味も含めて、とりあえず2級まで取得されることをお勧めしております。
私の運営しているイーミックスの場合は、目安として中学卒業か、遅くても高校1年までに英検2級を取るのが一般的です。
今、自分が本当は何処にいるのか?
よくありがちなパターンとして、ご自身の英語力のない方で大学生や20代や30代の方が、大人だからと言っていきなり準2級や2級を受けようとされる方がいらっしゃいますので、
ご自身が今、どのレベルに居るのかを理解された上で受けられた方が宜しいかと思います。
これはものすごく重要です。
自分が大人だからといって、確実に知識を持っているとは限らないという事です。
イーミックスは、初心者専門校なので、とても分かるのですが、アルファベットのA~Zを大文字や小文字で書いて下さいと言われた時に、書けなかった方が今までに何人もいらっしゃいます。
その状態の方が2級を受けられたとしても、まず受かりません。
「自分は大学を出ているから最初から3級や4級は受けるつもりはありません」と、言うのは自由なのですが、それでは何度受けたとしても受かりません。
例えば不規則変化の動詞(go wentなど)が半分程しか理解していらっしゃらないという方が
2級を受けても受からないのです。
では何級を受ければ良いのかというと、まずは3級や4級を受けて頂く。
そして3級や4級の過去問が9割くらい取れているのであれば次のレベルに行かれて良いかと思います。
まず今、ご自身がどのレベルにいらっしゃるのかと言うのを確認された方が宜しいかと思います。
以前、私がある生徒様に教えた時に、その方は専門学校へ行かれていて、2級を取りたいとの事でしたが、準2級を受けたものの、点数が足りずに落ちてしまいました。
その方の話を聞かせて頂いていても基礎ができていませんでした。基礎ができていなければ、何度挑戦したとしても、同じ結果になってしまいます。
基礎は重要
どういう基礎ができていなかったかというと
例えば「私は結婚しています」を英語で言うと
「I’m married.」ですが、
では「(あなたは)結婚していますか?」を、英語で言おうとすると「Do you married?」となってしまうのです。
この様には絶対になりません。
「Are you married?」となります。
この様な事です。何故おかしいのかが分からないのです。
私も以前、フィリピンへ行った時に、現地の方から
「Do you Japanese?」と聞かれたことがあります。
これでは駄目なのです。どうして駄目なのかというと、
「動詞がないから」なのです。
もちろん、答えは「Are you Japanese?」です。
何故かと言うと答えが「I’m Japanese.」だからです。
結局(動詞の仕組みが)分かっていないのです。
なのでご自身が今、どのレベルにいらっしゃるかというのを、知ったかぶらずに改めて認識して、そこから始めて頂く事が重要です。
「知ったかぶりをする」というのが、語学を上達する上で一番、阻害になるのです。
私も以前、同じ様なことがありました。
大学を出ていて、こんな初歩的な事を質問するのが恥ずかしいと、私も思っていたことがあったので、この気持ちはものすごくよく分かります。
でも、それではいつまで経っても伸びません。
なので目安としては、初級の方がまず目指して頂きたいのが英検2級です。
全く無理だなと思われたら3級でも宜しいかと思います。
3級、準2級、2級の順で良いかと思います。
そして2級が受かって更に資格が欲しいという事であれば、この後にTOEICを受けられると良いです。
2級を取ってない段階でTOEICには行かない方が良いかと思います。
これではあまり効果が無いです。
英検2級は普通にやれば(準備や対策をすれば)取れます。
英検2級は普通にやれば(準備や対策をすれば)取れます。
繰り返しになりますが、まずは今、ご自身がどのレベルにいらっしゃるのかを把握するのがとても重要です。
その上で、何処へ向かっていくのかの目標を定めます。
まずは2級へ行くのか、2級が難しいのであれば準2級や3級・4級でも結構です。
これをやって頂かないと、いつまで経っても駄目なので
つまり、初級の基礎をしっかりとやって頂く事が非常に重要です。
是非、今、ご自身がどのレベルにいらっしゃるかという事を、
今一度ご確認頂ければと思います。
本日もありがとうございました。