「もう一回言って」を英語で言うと?

本日は「もう一回言って」を英語で言うと?についてのご案内です。

どこで習ったのか分からないのですが「one more please.」と言われる方がいらっしゃいます。
意味は通じる場合もあるのですが「はい、もう1回」や「もう1個ちょうだい」という様なニュアンスになり「もう1回言って」と言う意味にはなりません。

「もう1回言って」の意味としてよく言われるフレーズは「say that again.」や、1番簡単な言い方としては「pardon?」や、少し丁寧な言い方で「pardon me?」でも良いかと思います。
他に「I‘m sorry?」という言い方があります。
「I’m sorry?」とは「ごめんなさい」という意味ですが、言い方としては語尾を上げて言って頂くと「何と言っているのですか?」という様な意味になります。
他にも相手が話している事を聞き取れなかった時は「I couldn’t catch that.」や
「I couldn’t hear that.」という表現をお使い頂けると宜しいかと思います。

話は変わりますが英語で「パン」と言う言葉はありません。

「パン」は英語で「bread」または「buns」です。「bread」は「食パン」、「buns」はロールパンなどの様に、主に「丸い形状をしたパン」になります。

食べ物などを「もう1つちょうだい」と言う時に「one more please.」という表現を使います。
何人かの生徒様がレッスン中に「one more please.」と言っているのを聞いた事がありますが「もう1回言って下さい」と言う意味ではありませんのでご注意ください。

英語は特にネイティブ並みになると話すのが速くなりますので「もう1回言って下さい」と言うフレーズを使う場面は日常でもよくあると思います。
ネイティブの人同士だと「ゆっくり話す」という事があまりありません。

よくある話なのですが、私が以前、カナダの語学学校で学んでいた頃、自分がインストラクターの言っている事が分かり、ある程度、自分から話すこともできたので「自分、英語ができる様になったな」と思うのですが、学校の外へ出ると全く通じないのです。
どうしてこういう事が起こるのかと言うと、ネイティブの人は話すスピードが速いからです。
語学学校は、あくまでも「英語圏以外の外国人が英語を学ぶ為の学校」なので当然、インストラクターはゆっくり話してくれます。
初級・初中級・中級・中上級・上級とレベル分けがされているとして、初級のクラスで早いスピードで話しても当然、誰も分かりません。そもそも初級なので速いスピードで話しても意味がないので当然、ゆっくり話すことになります。

インストラクターが、ゆっくり英語を話してくれるので「分かる」と錯覚することが本当にあります。

言っている事が分からない事は、よくあると思いますので「何て言ったの?」や「もう1回言って」と言いたい時には「pardon?」や「pardon me?」や、語尾を上げて「I’m sorry?」
または「Say that again.」や、これを丁寧に「Could you say that again?」で良いと思います。

他に少し変わった表現として「What did you say?」これでも良いかと思います。
ただ、言い方には少し気を付けて下さい。
「I’m sorry?」は語尾を上げると「何て言ったの?」と言う意味で、平坦に「I’m sorry.」だと「ごめんなさい」と言う意味ですが、これと一緒です。
ただ、平坦な口調で「What did you say?」だと「(怒り口調で)お前今なんて言った?」と言う意味になります。言い方はとても重要です。語尾を必ず上げて「What did you say?」と言って頂ければ「何て言ったの?」と言う意味になります。

今回は日常的に使う表現が目白押しでした。本当は「one more please.」はどうでも良い話なのですが、「何て言ったの?」は「say that again」や「pardon?」や「pardon me?」や、語尾を上げて「I’m sorry?」や「What did you say?」などがあります。

フレーズをすべて覚える必要はない

私は職業柄、フレーズがポンと出ますが、全て言える様になる必要はありません。
ここポイントです。1つだけ言えればOKです。
全部覚えようとドツボにハマってしまう方が本当に多いので、まずは1つで結構なので、それを言える様にして下さい。
これが慣れてきたら他のフレーズも覚えてみて、その他の表現は、言われて意味が分かればOKです。

今日は「one more please.」は本来の意味と変わってしまうというお話から「何て言ったの?」と言うフレーズに派生した内容のレッスンとさせて頂きました。

本日もありがとうございました。