日本人が勘違いして使っている英語・外来語5選
本日は、日本人が勘違いして使っている英語・外来語5選についてご案内させて頂きます。
最初は「リストラ」という言葉です。
「リストラ」とは「首切り」という意味で使われているかも知れませんが
本来はその様な意味ではありません。
「リストラ」とは「restructuring (リストラクチャリング)」の略なのです。
「structure」という言葉を聞いた事があるでしょうか? 「構築」という意味です。
例えば「structure sentence」で「公式、構文」という意味になります。
なので「restructure」とは「再構築」という意味でございます。
そもそも外国人に「リストラ」と言っても、意味が通じません。
なのでもし、「企業側の解雇・人員整理」という意味で使うのであれば「リストラ」ではなく「lay off(一時解雇)」を使います。
これは「企業側の都合による解雇」を意味します。これが日本語で言う「リストラ」と思って頂ければ結構です。
アパートというものはない
次は「アパート」という言葉です。
日本語の「アパート」は、英語では「apartment」となります。
英語で「apart」とは「~とは別に」という表現になりますので、全く意味が通じません。
因みに「マンション」という言葉があると思いますが
英語で「mansion」とは「大豪邸」という意味になります。
「I live in mansion.」と言ったら、「大豪邸に住んでいる」という事になります。
大豪邸とは大体、20ベッドルームです。
アメリカは「bedroom」という言い方をします。
例えば3LDKの2ベッドルームや、3ベッドルームという言い方です。
これが10や20あると「mansion」という言い方をします。
全く意味が違いますので、覚えておいて下さい。
セレブとは有名人という意味
次は「セレブ」という言葉です。
「セレブ」とは「celebrity」の略で、「有名人」という意味です。
なので、例えば「ハリウッドセレブが使っている」という文であればOKです。
有名な人は、イコールお金を持っているケースが多いので「有名人」という意味なのですが
「セレブな感じ」や「セレブな街並み」という言い方は意味を成さないのです。
有名人は概してお金持ちの方が多いのですが、基本的には英語ではその様な意味ではないので、お気をつけ下さい。
次は、最近よく使われるようになった「レジュメ」という言葉です。
「今日、皆様にお渡しするこのレジュメは….」という使い方をされますが
「resume」とは英語で「履歴書」という意味です。もしくは「CV」でも結構です。
「書類」を英語では「handout」や「document」という言い方をします。
因みに日本語で「プリント」という言い方もよくしますが、「プリント」とは「印刷」という意味です。
カナダに居た頃はよく、働き口を見つけるために、1件1件「resume」を渡しに行っていました。
因みにカナダでは「resume」以外に「cover letter」というものが必要になります。
「cover letter」というのは簡単に申し上げると、自分をアピールするための文書になります。
日本の「職務経歴書」に近いかも知れません。
「resume」と「cover letter」がセットになっている場合が多く、よく使いますので覚えておいて下さい。
ナイーブはバカ??
最後は「ナイーブ」という言葉です。
日本語では「繊細な」という意味で使われることが多いですが
英語で「naive」とは「世間知らず」という意味です。
どうしてボディソープなどの商品名として使っているのかは分からないのですがこの様な言葉はあまり使わないでください。
英語で「繊細な」や「神経質」という表現は「naive」ではなく「sensitive」や「delicate」となります。
「sense」とは「感覚」で「She is very sensitive.」で「彼女はとても神経質だ」という意味合いになります。
今回は日本人が間違って使っている英語・外来語をご案内させて頂きました。
「リストラ」、「アパート」、「セレブ」、「レジュメ」、「ナイーブ」の5つです。
他にも沢山ございますが、全く意味を成しませんので、
間違って使わないようにして下さい。